報告書のリンクを修正しました!
こんにちは★
ちょっと前に「年金破綻。2,000万円足りない問題」
が話題になりました。
今回はこの話題について書きます。
実際の報告書にはもちろんそんな事は書かれていない。
(後に報告書のリンクがあります)
しかしなぜ、破綻とかいう話になったんでしょーか?
2.基本的な視点及び考え方
以上が高齢社会を取り巻く環境変化についての現状整理であるが、ここか ら、高齢社会における金融サービスに関して、個々人及び金融サービス提供 者の双方が共に認識することが望ましい事項が導き出されるのではないかと 考えられる。以下、その事項について述べる。
(1)長寿化に伴い、資産寿命を延ばすことが必要
前述のとおり、夫 65 歳以上、妻 60 歳以上の夫婦のみの無職の世帯では 毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ 20~30 年の人生があるとすれば、不足額の総額は単純計算で 1,300 万円~2,000 万円になる。この金額は あくまで平均の不足額から導きだしたものであり、不足額は各々の収入・支 出の状況やライフスタイル等によって大きく異なる。当然不足しない場合も ありうるが、これまでより長く生きる以上、いずれにせよ今までより多くの お金が必要となり、長く生きることに応じて資産寿命を延ばすことが必要になってくるものと考えられる。
重要なことは、長寿化の進展も踏まえて、年齢別、男女別の平均余命などを参考にしたうえで、老後の生活において公的年金以外で賄わなければいけない金額がどの程度になるか、考えてみること である。それを考え始めた時期が現役期であれば、後で述べる長期・積立・ 分散投資による資産形成の検討を、リタイヤ期前後であれば、自身の就労状 況の見込みや保有している金融資産や退職金などを踏まえて後の資産管理 をどう行っていくかなど、生涯に亘る計画的な長期の資産形成・管理の重要性を認識することが重要である。
参照↓↓↓
(1)の2行目途中からの、
まだ 20~30 年の人生があるとすれ ば、不足額の総額は単純計算で 1,300 万円~2,000 万円になる。
ここの部分が『年金破綻・2,000万円問題』につながったのかな?
この文を見て、一体なぜ『年金破綻』と解釈したのか分からない。多分、
「僕たちはこれだけしか出せないよ。あとは自分たちで何とかしてね」
と無責任に放っている、と受け取られたんでしょう。
それを、何も知らない大臣が
「いや、放っておくなんてしませんよ!
年金だけで暮らしていけるようにしますって!
審議会の報告書、ナシにするから許してお願い(o・ω-人)」
となってしまった。
(↑やりとりを直接見たわけではないので新聞記事からの憶測です
違ったらごめんなさいm(_ _)m)
………えぇー…( ゚д゚)(゜д゜)
金融審議会の人に同情。
何考えてんだよ、せっかく書いた報告書をパァにするなんて( `ω´*)
って思いますよ、私なら。
内容としては、至極もっともな事が書かれていると思うんですが。
国からの年金だけで生活していくのは難しい。
これはもはや避けられない事ではないかと思います。
無責任に「もう知らないよ~自分たちで何とかしてね」と言いたいのではない。
このまま「国におまかせ♡」ではなくて、
現状を知ってもらい、自分で自分のお金を守って主体的に運用していく。
という考えにシフトしないといけない時代になったんですよ
って事が言いたかっただけなんじゃないかなぁ~
そのためにはNISAなど活用して長期運用・資産運用をしましょうね、
とも書いてある。
でも…。
年金だけじゃ足りないって、既知の事実じゃなかったの?と思う。
国民年金の2019年度の支給額、ご存知ですか?
780,100円です。1年間です。年収です。
月65,000円の支給です。
しかも、20歳から60歳まできっちり保険料を払って初めて受け取れる金額です。
夫婦2人なら13万円。
これだけで税金や家賃や保険料や車の維持費や交通費etc.を払って生活出来るでしょうか?
元気に働けるうちはまだいいけれど、働けなくなったら?
子供に経済的に頼るのも難しい世帯が増えてきてるように思えますし。
(むしろ、子・孫のためにお金を出す人が増えてるような)
やはり自分で自分のお金を守っていかないといけないんでしょうね。
私もちゃんとしないといけないなぁ、と思った今日この頃。